食パンに合う紅茶は?おすすめの組み合わせ
朝食には食パンがお手軽ですね。食パン、特に朝の食パンにはどのような紅茶が合うのでしょうか?
食パンには、ジャムやバターを合わせることが多いですが、サラダやチーズ、ハムなどと合わせることも多いので、食パンを使った食卓に合わせて、食パンと相性がいい紅茶を紹介します。
イギリスの朝食気分を味わいたい時:
アッサム、ケニア、ルフナ、キームン(いずれもミルクティー)
イギリスの朝食に合わせる紅茶といえば、やはりミルクティーです。ミルクティーはパン全般に合います。もちろん、バターを付けた食パンにもジャムを付けた食パンにも合います。
アッサムは芋や栗のような甘い香りを持ち、ミルクに合うコクもある紅茶です。本場イギリスでよく使われる茶葉でもあります。ミルクティーに使う茶葉の定番ですが、CTC(丸くコロコロした茶葉)ではなくリーフ(細くよじれた茶葉)だと、ストレートの紅茶もおいしくはいりやすいです。
ケニアは焼き菓子のような穏やかな甘い香りと、コクのある紅茶で、これもミルクとの相性が良いです。食パンに合わせるならミルクティーをおすすめしますが、ストレートもおいしい紅茶です。
ルフナは黒糖などを思わせる甘い香りと、スモーキーさが同居する紅茶です。ミルクティーにすると香りと味わいが調和しやすいです。ストレートで飲むと、場合によっては少し苦味が目立つかもしれません。
キームンはうまみが強い紅茶で、スモーキーさでよく知られていますが、上質なものだと蘭などの花を思わせる香りがします。塩味やチーズに合いやすい紅茶で、チーズトースト、ハムやベーコンの風味などに合います。食パンに合わせるならミルクティーをおすすめしますが、ストレートでもおいしい紅茶です。
サラダや野菜系サンドイッチとも合わせたい時:
ニルギリ、ディンブラ、ヌワラエリヤ(いずれもストレート)
野菜の風味を大事にしつつ、さっぱり軽やかに塩味の食パンを楽しみたい時は、ストレートの紅茶を合わせてみてください。
ニルギリは、花や柑橘を思わせる香りとさっぱりした味わいの飲みやすい紅茶です。野菜やハーブの風味と相性がいいです。
ディンブラは、上質なものはバラを思わせる香り高さ、少しウッディな印象も併せ持つ、いかにも紅茶らしい風味の紅茶です。程よいコクと渋みも紅茶として優等生です。少しの渋みが、パンを食べた後の口の中をうまくリセットして、次のひとくちを新鮮においしくしてくれます。ここではストレートで飲む紅茶として紹介していますが、ミルクティーも合う紅茶です。
ヌワラエリヤは、草原の爽やかさを思い起こさせる香りの、心地良い渋みを持つ紅茶です。低い温度で茶葉を発酵させて作ることが多いので、緑茶の印象がある風味を持ちやすく、日本人好みの紅茶とも言われます。これも野菜やハーブの風味と相性がいい紅茶です。
ちなみに、ポテトサラダと合わせた食パンですと、ストレートの紅茶もいいのですが、アッサムのミルクティーも合いやすいです。
ストレートティーで食パンを味わいたい時:
ニルギリ、ディンブラ(いずれもストレート)
食パンはジャムやバターをつけて食べるのが定番ですが、フルーツジャムには、果物全般とも相性がいいニルギリが合います。
ニルギリは上で紹介したとおり、花や柑橘を思わせる紅茶で、飲みやすい味わいです。果物、特に柑橘系と相性がよいので、フルーツのアレンジティーによく使われます。マーマレードをたっぷりつけたトーストをかじりながらニルギリを飲むと、とてもおいしいです。
ディンブラも上で紹介した通りの紅茶です。いい意味で紅茶らしい紅茶のディンブラは、果物の風味とも、バターの風味ともマッチしやすいです。バターをしっかり塗ったトーストを食べた後、ディンブラを飲むと、バターの香りとディンブラの風味が鼻に抜けるのが癖になります。
まとめ
食パンに合わせる食材との相性も考えて、食パンに合う紅茶をいろいろ紹介しました。食パンの食べ方は本当にたくさんありますから、合わせる紅茶も食パンの食べ方に合わせて、楽しんで選ぶことをおすすめします。
ご紹介した主な紅茶
アッサム、ケニア、ルフナ、キームン、ニルギリ、ディンブラ、ヌワラエリヤ