ハルムッティー茶園

インド・アッサム州で最も古い茶園の1つであり、伝統的なアッサムティーの産地としての地位を確立しています。

 

立地

インド北東・アッサム州を流れるブラマプトラ川支流のディクロン川沿い、ラキンプール地区北部に位置します。

標高375m(※1)と、アッサム州の中では比較的高い場所にあり、1050ヘクタールの面積を持ちます。

降雨量が多く高温多湿で、温室のような気候はアッサムティーに特有の力強い味わいを作り出します。

周囲は鬱蒼とした自然林に囲まれ、アルナーチャルの丘が背景にあり、茶園も整えられて美しく、緑豊かで絵画のような場所です。土壌が肥沃で、茶樹の生育がよいです。

 

歴史

ギブス少佐によって1870年設立されました(1878年の説もあります)。

ハルムッティという名前は、アッサム州南部にあったと考えられている国の王『アリマッタ』(Arimatta)の妻、『ヒラマティ』(Hiramati)の名前に由来しています。

 

2018年現在、複数の有名茶園をもつ会社であるグッドリックグループがハルムッティ茶園を所有しています。

 

紅茶の特徴

コクのある濃厚な味わい(フルボディ)と、麦芽のような甘い香り(モルティーと呼ばれる)、まろやかで甘い後味で知られています。ミルクと相性が良く、良質なゴールデンチップス(※2)を含む茶葉として有名です。

 

ハルムッティ茶園のセカンドフラッシュ(※3)は、これに加えてナツメヤシの甘い味わい、レーズンやココア、わずかな蜂蜜の要素があると評されています。基本的に、渋みは少なめで柔らかいです。

 

ハルムッティに限らずアッサムティーの全体的な傾向ではありますが、力強い味わいでカフェインが多いため、朝食に合わせられたり、朝食向けの紅茶のブレンドとして使用されたりすることが多いです。

 

紅茶といえばまずイギリスが思い浮かびますが、ハルムッティの紅茶はシンガポールの紅茶ブランドや、ドイツのブランドでもよく知られています。ドイツのオストフリートランドでは紅茶がたいへん親しまれており、氷砂糖とクリームを加えて飲む習慣がありますが、ハルムッティの紅茶はクリームともたいへん相性がいいです。

 

アッサムで生産される紅茶は、ミルクティー向けで早く濃く出るCTC(※4)が主体ですが、ハルムッティはオーソドックス製法のリーフにこだわるので、ミルクティーだけでなくストレートもおいしいです。

 

栽培されている茶樹は、およそ半数がアッサム種(※5)であり、そのうちの42%がクローナル種(※6)です。P126N436などの高品質のクローナル種で知られます。

 

注釈

1:紅茶の性質において栽培地の標高は重要な要素であり、一般的に標高が高いほど独特の味や香りが生まれます。アッサムはインドの紅茶の中でも低い標高で栽培される茶葉として知られています。一般的には、標高が低くなると大味な紅茶になるとされていますが、アッサムティーは温暖な気候も相まって濃厚で力強い味わいの元となります。

 

2:ゴールデンチップスを多く含む紅茶は、一般的に上質なものとされます。紅茶は茶樹の枝の先端にある芯とその下2枚の葉まで(これを一芯二葉と呼びます)を摘み取って作ることが多いですが、先端にある一番小さな葉が新芽(芯芽)です。新芽は産毛により銀灰色に見えるため、シルバーチップスと呼ばれますが、茶汁が付着して着色して見えることもあるため、ゴールデンチップスと呼ばれることもあります。

 

3:紅茶は収穫した時期によって香りや味が大きく異なります。セカンドフラッシュは夏摘みとも呼ばれ、アッサムティーでは一番の旬の紅茶です。ファーストフラッシュもあり、こちらは春摘みと呼ばれます。

 

4Crush(潰す)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の頭文字をとって作られた言葉です。収穫した茶葉を専用の機械で潰して引き裂き、丸めて作る紅茶になります。味が濃く出ますが、香りはオーソドックス製法のほうが出やすいです。

 

5:茶樹は大きく分けてアッサム種と中国種があります。2つをかけ合わせたものをハイブリッド種と呼びます。

 

6:選抜した品種の茶樹を挿し木で増やしたものをクローナル種といいます。挿し木は遺伝的に完全なクローンが得られるため、均一な品質の茶葉を生産しやすくなります。

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