ノールリン茶園

ノールリン茶園は近年、品質の高さが評価されているネパール紅茶の2大産地の1つ、イラム(ILAM)の新しい茶園です。

 

立地

ネパール・イラムで、2014年にカニャム、パンチャカニャ、ピカルバザールが合併してできたスリョダヤという町に位置し、標高(※1)約1600mの土地に小さな茶園を開いています。

 

歴史

2021年にできたばかりの新しい茶園ですが、パティバラ茶園の元茶師と若いメンバーで結成されたチームによってつくられる紅茶は品質がよく、今後注目の茶園の1つです。

 

紅茶の特徴

ネパールの高地では春から冬にかけていくつかの季節にそれぞれ性質の異なる茶葉が摘まれますが、ダージリンと同様、春摘みのものは青々としてすっきりとしたもの、夏摘みでは芳醇なものが作られます。ノールリン茶園では、同じ季節でも特徴の異なる紅茶を意欲的に生み出します。複数の茶樹からつくられる紅茶だけでなく、単一のクローナル(※2)から作られる紅茶も楽しむことができます。

 

注釈

※1:紅茶の性質において栽培地の標高は重要な要素であり、一般的に標高が高いほど独特の味や香りが生まれます。一方、標高が低くなると、一般的には大味な紅茶になります。

※2:選抜した品種の茶樹を挿し木で増やしたものをクローナル種といいます。挿し木は遺伝的に完全なクローンが得られるため、均一な品質の茶葉を生産しやすくなります。

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